耕作放棄地を人力で開墾する手順

前略

荒れ地になった放置畑、なんとか少しづづ畑として活用できるようにがんばっています。

今回は開墾方法についてまとめてみます。

多年草の根がはびこっている場所を想定しています。

道具の準備

絶対にあったほうがいいもの

とりあえずこれだけはそろえたほうがいいよ、という道具はこちら。

ノコギリ鎌

草を刈るだけでなく、土に刺して根を切ったりもします。

土起こしフォーク

踏んで土に差し込み、土を起こすことができます。土中の根を切ったり、深く耕せたりもします。鍬の代わりに使っています。

アルミ製だと軽く扱えるのでいいですね。

剣先スコップ

土を掘ったり盛ったりするときに使います。土起こしフォークでは掘れない深さ・硬さのときはスコップです。

あると便利なもの

エンジン式刈払機

広範囲の草刈りをするときにはあったほうがいいです。

耕運機・管理機

土中の根を切ることもできるので、作業が格段に早くなります。

刈払機も耕運機も、ホームセンターで貸し出してくれることもあるので、お近くで確認してみるといいと思います。

開墾手順

道具がそろったところで、開墾していきましょう。ざっくりとこんな順序です。

  1. 草を刈る
  2. 土中の根を切る
  3. 多年草の根を取り除く
  4. 畝を作る
  5. 刈った草を畝に乗せて草マルチにする

草を刈るときも土中の根を切るときも、ノコギリ鎌が大活躍です。

もし、刈払機や耕運機が使えるならば刈払機→耕運機の順で使用すると、手順1と2がかなり早く終わります。

手順3をせずに畝を作ることもできます。多年草の根をどこまでとるかは悩ましいところですが、できれば少ないほうがいいですよね。

まとめ

私はこんな手順でやっていますが、一人ではなかなかできません。刈払機や耕運機は夫に頼んでやってもらっています。

うちの場合では多年草はとくにセイタカアワダチソウとチガヤがとくに厄介です。根を切ってもその根から芽がでてきます。セイタカアワダチソウの根を抜いたものを、刈草の上に乗せていただけでも再生してきます。

もちろん、大型機械(ユンボとか)を使えば早いのでしょうが、ツテも予算もないので、限りなく人力に近い開墾をやっています。

参考になればうれしいです。

余談:別の方法

草ボーボーの状態で、別の方法があります。

いったん除草剤で草を枯らす方法です。

手順としては、

  • 草が青々としているときに除草剤をまく
  • 草が枯れたら、1年草の緑肥の種をまく
  • 翌春、緑肥をすき込んで畝をつくる

除草剤の賛否はここで言うつもりはないです。

散布方法が結構難しい。農耕地かどうか、希釈する倍率は正しいかといったこともありますし、ちゃんと緑の葉にかからないと枯れません。

散布したつもりがうまくいっていなくて一部分枯れてくれない、という事態もおこりえます。

また、緑の葉にかかると枯れるので、もし近くで花や野菜を育てていたら、かかってしまって影響がでる恐れがあります。

じゅうぶん、注意が必要です。

かしこ

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