春ジャガイモの植え付け。通年食べられる栽培をしたい
前略
今年も、春ジャガイモ植え付けをしました。
野菜だより2018年1月号にあった、通年食べられるような栽培を目指します。
ジャガイモを通年食べられるような栽培とは
ジャガイモを通年食べられるように栽培するには、ライマン価が高くなるようにすること。ライマン価とは、デンプンの含有率だそうです。
冬の寒い間、芋はデンプンから変化した糖を消費するのですが、ライマン価が高い=デンプンが多いと、糖という燃料切れが起きにくいということですね。
ライマン価をあげるには、なるべく長く生育させること。デンプンは光合成するとできるのですから、長期栽培がいいというのはうなずけます。
そして、休眠が長い品種を選ぶことで、通年食べられるようにしようというわけです。
植え付けの準備
さて、ジャガイモ植え付けのためにいくつか準備をしていました。
種芋の芽出し
まず、種芋です。
植え付け前の芽出しは1週間とか1か月とか言われます。私は今回は1週間芽出ししました。家の中の普通の明るさの場所においておきました。
今回選んだ品種は、左からタワラヨーデル500グラム、タワラムラサキ500グラム、とうや1キログラムです。なるべく休眠の長い品種を選びました。
もう一つ、私の品種選びの基準があります。男爵とメークイン以外です。なぜかというと、普通のスーパーで買えるから。せっかくなら食べたことのない品種を試してみたいですよね。
芽出し後の種芋はこんな感じになりました。
タワラムラサキ、盛大にカビが生えております。うーん、こんなはずでは。
タワラヨーデルは若干カビがありました。一方で、とうやはカビなし。
芋自体の水分量もあるかもしれませんが、食品トレー(発泡スチロール)がよくなかったかも。
ちょっと調べてみると、カビの部分は切除するとかしないとか、どちらの意見もでてきます。切ってしまうとまた数日乾かさないといけません。今回はそのまま植えます。
畑の準備
畑も準備しておかなければなりません。野菜だより2018年1月号には、植え付けの1ヶ月前に畝立てし黒マルチで地温を温めておく、とあります。他に、雑草を抑制する効果もあります。黒マルチの他は肥料もなにもしていません。
一応は1ヶ月前に黒マルチを張ったものの、案の定うまく張れていませんでした。ちょっと強い風が吹くたびにめくれしまいます。
最初は去年の畝があったところにそのままかぶせてピンでとめただけ。これじゃあ伸びた草の上になってちゃんと温まってるの?という感じ。
雑草をとって張り直しても、シートのふちから風が入ってめくれること数回。
植え付け前日にシートふち全体を土に埋めて、ようやく飛ばなくなりました。
それでも畝がでこぼこで、なんとなくこころもとない感じ。そこは反省点。
しかたがないのでそのまま植え付けます。
植え付け
通年食用栽培の場合、2月末~3月上旬頃が植え付けに良いようです。
私は準備が遅かったので3月中旬。
手前の10個がタワラムラサキ。カビが多いものほど、端のほうにしてみました。そして奥の10個はとうや。
こちらは手前の10個がとうや。奥の10個はタワラヨーデル。
紫系の芋は、収穫のときに区別がつくようにべつの畝に。
黒マルチ栽培だと、収穫時はマルチをめくって芋を拾うだけでいいようです。
かしこ
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